歯科用炭酸ガスレーザーのメリットと適応症例〜痛みを抑えた最新治療〜|渋谷の歯医者なら渋谷マロン歯科Tokyo

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2025.03.29

歯科用炭酸ガスレーザーのメリットと適応症例〜痛みを抑えた最新治療〜

こんにちは、渋谷マロン歯科Tokyoです。みなさんは歯科治療で使用する「炭酸ガスレーザー」についてご存知ですか?近年の歯科において注目されている、先進的な治療機器です。

痛みを抑え、治癒を促進するその特性から、多くの症例で活用されています。今回は、炭酸ガスレーザーの仕組みや特徴、メリット・デメリット、具体的な適応症例、そして渋谷マロン歯科Tokyoにおける活用事例について解説します。

炭酸ガスレーザーとは?仕組みを解説

そもそも、歯科治療で使われるレーザーにはいくつか種類があります。柔らかい組織の切開などに使うネオジウムヤグレーザー、硬い組織の切除や歯石の除去に使うエルビウムヤグレーザーなど。それらのうちの1つが「炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)」です。

炭酸ガスレーザーからは、波長10.6μmの赤外線が発生します。水分を含む組織に当たるとすぐに吸収され、瞬時に熱エネルギーに変換されます。これにより出血することなく、痛みもほぼ感じずに、組織の切開・除去・凝固が可能となります。

炭酸ガスレーザーは患部にピンポイントで照射できるので、周囲の健康な組織へのダメージを最小限に抑えることができます。そのため、切開などに比べて、患者様の負担を大幅に軽減できます。

炭酸ガスレーザーの特徴とメリット

炭酸ガスレーザーで治癒した笑顔の女性のイメージ|歯科用炭酸ガスレーザーのメリットと適応症例〜痛みを抑えた最新治療〜 | 渋谷の歯医者「渋谷マロン歯科Tokyo」

炭酸ガスレーザーの主な特徴とメリットを、詳しくご紹介します。

ピンポイントで高い効果を発揮

患部だけを狙って照射するので、健康な組織を必要以上に傷つけることなく、細部にも的確な治療を行うことができます。切開や縫合をしないので、回復も早いです。

出血や痛みのリスク低減

血液を瞬時に凝固させるため、出血を最小限に抑えることができます。また、レーザーの熱で患部が温められるため、痛みも緩和されます。麻酔なしで治療することも可能です。

殺菌・治癒を促す

レーザーは高温による殺菌効果があるため、感染リスクを低減するほか、血流を改善します。炎症を抑えて組織の活性化・再生が促されるため、治癒効果が見込めます。

副作用がなく安全・安心

炭酸ガスレーザーは赤外線の波長なので、副作用やアレルギーの心配がなく、疾患を抱えている方や妊娠中の方なども安心してご利用いただけます。また、歯科治療特有の“キーン”という音もないので、リラックスして治療を受けていただけます。

 

炭酸ガスレーザーのデメリット

炭酸ガスレーザーは多くのメリットを持つ一方、以下のデメリットもあります。

深部組織には届きにくい

主に表層の軟部組織に対して効果を発揮するため、深部の組織への治療には適さない場合があります。また、レーザーが届きにくい箇所にも向いていません。

誤った使用による熱損傷リスク

正しい使い方をすれば安全ですが、適切な出力設定や照射時間を守らないと、周囲の組織に熱損傷を与える可能性があります。そのため、治療時は、歯科医師も患者様も目に保護用ゴーグルを着用します。安全に使用するために、歯科医師には十分なトレーニングと経験が求められます。

導入していない歯科医院も

多くの歯科医院で炭酸ガスレーザーが導入されていますが、機器の導入・維持費用がかかるため、すべての歯科医医で装備されているとは限りません。

歯周病で口腔内が痛む女性のイメージ|歯科用炭酸ガスレーザーのメリットと適応症例〜痛みを抑えた最新治療〜 | 渋谷の歯医者「渋谷マロン歯科Tokyo」

炭酸ガスレーザーを使った治療例

炭酸ガスレーザーは以下のような治療に広く用いられています。

歯周病治療

歯周病は、歯と歯肉(歯茎)の境目に蓄積した汚れ「プラーク(歯垢)」内の細菌が、歯茎に炎症を引き起こす疾患です。進行すると、歯と歯茎の間に「歯周ポケット」が広がり細菌が繁殖。歯茎や、歯茎を支える骨「歯槽骨」が溶けて、歯がグラグラしたり抜けたりします。

炭酸ガスレーザーを歯周ポケット内に照射することで殺菌し、腫れや出血、炎症を抑えます。深い歯周ポケットにも届くので、ポケットの深さを低減させ、歯周組織の再生を促します。​

口内炎の治療

炭酸ガスレーザーは口内炎の治療にも有効です。レーザーを当てて膜を作り、食べ物などの刺激から守ることで口内炎の痛みを和らげます。また、治癒も促進します。

虫歯治療

初期の虫歯であれば、レーザーを使って虫歯部分を除去し、同時に殺菌効果も得ることができます。また、知覚過敏の症状緩和にも有効です。​治療時は痛みや振動をほとんど感じないので、リラックスして治療を受けていただけます。

抜歯、外科治療

抜歯や外科治療後の出血を炭酸ガスレーザーで止めることがあります。レーザーの照射により痛みを減らしたり、殺菌したりもできます。

矯正歯科

歯列矯正中に小帯切除や歯肉整形が必要になった場合、従来の切開ではなく炭酸ガスレーザーを使用することで、出血や痛みを抑えた処置が可能です。​

渋谷マロン歯科Tokyoの炭酸ガスレーザー治療

歯科治療のイメージ|歯科用炭酸ガスレーザーのメリットと適応症例〜痛みを抑えた最新治療〜 | 渋谷の歯医者「渋谷マロン歯科Tokyo」

渋谷マロン歯科Tokyoでは、最新鋭の炭酸ガスレーザー機器を導入し、患者様の負担を軽減する治療をご提供しています。当院では主に歯周病治療や口内炎の治療、痛みを緩和する目的などで炭酸ガスレーザーを使用しています(基本的には保険適用です)。

高度な技術と経験

渋谷マロン歯科Tokyoの歯科医師は、炭酸ガスレーザーの使用に関して専門的な知識・技術を習得しているため、安全かつ効果的な治療をご提供できます。​

患者様への配慮

痛みや不安を最小限に抑えるため、治療前に十分な説明を行い、患者様の理解と同意を得た上で処置を進めます。​

「歯科治療は痛そう」「出血するのが怖い」「キーンという独特の音が苦手」などの理由で、歯科医院から足が遠のきがちな方も多いと思います。炭酸ガスレーザーは、これらの悩みを軽減する画期的な治療機器です。

身体的にも心理的にも、できるだけ負担の少ない治療をご提案しています。炭酸ガスレーザーを使った治療が気になる方、歯周病や口内炎などでお悩みの方は、渋谷マロン歯科Tokyoへお気軽にご相談ください。

こちらのページもご覧ください。
歯周病治療・再生療法|渋谷マロン歯科Tokyo
設備紹介|渋谷マロン歯科Tokyo

監修者情報

佐藤 年彦

院長

佐藤 年彦

2013年 神奈川歯科大学歯学部 卒業
2021年 渋谷マロン歯科Tokyo 開業

歯医者が苦手な方も、ハイレベルな歯科診療を受けたい方も、あらゆる方に満足いただける歯科診療をお届けします。お口のことでお困りのことがあればお気軽にご相談ください。