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2024.11.22
歯がボロボロで歯医者に行きづらい方に伝えたいこと
歯の健康は、食事がうまく噛めない、痛みがあるなど、生活の質への影響だけでなく、全身の健康にも関わるものです。また、見た目の問題、特に前歯については深刻な悩みになる場合も少なくありません。
しかし、さまざまな理由で歯の治療を先延ばしにし、歯がボロボロの状態になってしまうと、さらに歯医者に行くこと自体が恥ずかしくなってしまったり、あきらめてしまったりして治療に行けない方もいらっしゃいます。
この記事では、そんな悩みを感じている方へのメッセージになっています。どんな状態でもその時にできる治療がありますので、まずは一歩を踏み出す勇気を持っていただきたいと思います。
歯がぼろぼろでも大丈夫。同じ悩みを抱える方は多くおられます。
歯がボロボロになってから歯医者を受診される方は少なくありません。むしろ「痛みが出ないから」「仕事や家庭の都合で時間が取れないから」といった理由で治療を先延ばしにして、結果的に歯の状態が悪化してしまうケースはよく見られることです。また、「歯科医師に迷惑をかけるのではないか」「治療が長引いてしまうかもしれない」という不安から、さらに受診のハードルが上がってしまうということもあるかもしれません。
また、治療の途中で歯医者へ行かなくなってしまって、その後気後れしてかかりつけの歯医者に行くこともできず、他の歯科医院にも説明ができないと感じるため二の足を踏んでいる方も一定数おられます。
歯科医師として、そうした悩みを抱えて来院される患者さんを何人も診療してきました。
まずはご自身のために、お話しだけでも大丈夫ですので、気を使うことなくご来院いただきたいです。
歯科医師はどんな歯の状態でも驚いたりしません
「こんなに悪い状態で来てしまって申し訳ない」と思われるかもしれませんが、歯科医師はどんな歯の状態でも驚いたり、批判的な視線を向けたりすることはありませんので、安心してください。
むしろ、「これからどう改善していくか」という治療計画にフォーカスしています。
歯の状態が悪化してしまった原因や背景には、それぞれの事情や経緯があります。歯科医師の役割は、それらを理解しつつ、適切な治療方法を提案することです。「治療を受けるのが恥ずかしい」と思う必要は一切ありません。私たちは、患者さん一人ひとりの悩みや状況に合わせて治療を進めることを大切にしています。
まずは一歩勇気をだして歯医者に行ってみましょう
大切なのは、できるだけ早く一歩踏み出すことです。どんな状態からでも、治療により歯の機能や見た目を改善することができますし、一日でも早くきていただくことが、治療期間や治療費用も抑えることに繋がります。
どんな治療になるのか、不安をお持ちの方もおられますが、様々な選択肢がありますので、歯科医師かとよくお話してください。
治療が必要な歯を放置した場合のリスク
歯がぼろぼろも歯医者に行けない方も、治療をしないでそのままにしたときにおこる問題や様々なリスクについては、理解されているかと思います。今一度ご確認いただくためにおまとめします。
1. 虫歯の進行
初期の虫歯は簡単に治療できますが、時間が経つと進行して歯の神経に達してしまうことがあります。その結果、夜眠根ないほどの耐え難い痛みが生じ、治療もより複雑で時間がかかるものになります。また、虫歯で歯が少なくなると抜歯しなければならない場合もあります。「歯がボロボロで恥ずかしい…」と感じても、今治療を始めることで、ご自身の歯を守ることができるかもしれません。
2. 歯周病の悪化
歯肉に炎症がある状態で治療を先延ばしにしてしまい歯周病が進行すると、歯を支える骨が溶けてしまい、歯がぐらついて抜け落ちてしまうことがあります。長期間放置していた場合でも、適切な治療によって歯を残せる可能性がありますので、諦めずに相談してください。
3. 口臭の原因
虫歯や歯周病が進行した状態は、強い口臭の原因になります。口臭を自覚している方は、人前で話すことに抵抗を感じている方も多いかもしれません。治療を受けることで、口臭の改善も期待できます。
4. 全身への悪影響
歯周病菌は、血流を通じて全身に広がるリスクがあります。その結果、心臓病や糖尿病、誤嚥性肺炎など、さまざまな全身的なリスクが高まることが分かっています。また、歯性上顎洞炎といって上顎洞に歯の炎症が波及して起こる炎症があります。ちくのう症(蓄膿症)や副鼻腔炎ともいわれる炎症は虫歯や歯周病が原因の場合も多くあります。歯や歯ぐきに対する適切な治療で、できるだけ全身への悪影響を避けていくことが大切です。
5. 治療費の増加
治療が必要な状態の歯がある場合、初期段階で治療を受けていれば、費用は抑えられますが、放置すると治療が複雑化し、結果的に費用がかさんでしまうと考えてください。すぐに治療を始めることで、将来的に歯にかかる治療費を抑えることにつながります。
6. 噛み合わせや顎関節への負担
歯の状態が悪化して噛み合わせが悪くなると、顎に負担がかかり、顎関節症の原因になる場合があります。
また、歯を失った箇所があってそのままにしていると、お口の中全体の噛み合わせのバランスが崩れてしまう可能性が高くなります。
また、噛み合わせが悪くなると、顎関節症だけでなく、肩こり・首の痛み、歯の摩耗や破損、被せ物の脱離、歯周病の悪化、顔のゆがみなどの様々な問題が起こる原因になってしまうことも覚えておいていただきたいと思います。
すでにボロボロになっている口腔内で噛み合わせも悪い状態だとしても、正しい治療を受けることで、今よりも良い状態を目指すことができます。
7. 食生活への影響
歯がボロボロで食べ物がうまく噛めない状態だと、柔らかい食事に偏りがちです。また、あまり噛まずに飲み込んでしまうことも多くなるのではないでしょうか。食べ物をしっかり噛まないことで、唾液の分泌不足、胃腸への負担、栄養吸収の低下といった悪影響が考えられます。その結果、栄養不足や体調不良を引き起こすことがあります。歯を治療することで、好きな食事を楽しめるようになるとともに、健康的な生活を取り戻すことが可能です。
8. 見た目の悪化
歯が欠けたり黒ずんでいたりすると、笑顔や会話に自信を失ってしまうかもしれません。しかし、歯科治療を通じて見た目を改善することは、自信を取り戻すことにつながります。
治療後は生活の質がぐっと上がります
歯の健康が改善されることで、食事や会話がスムーズにできるようになり、生活の質が向上します。ボロボロだった歯がきれいになると、自信を持って笑顔を見せられるようになり、社会生活や対人関係でも積極的になれる方が多くいらっしゃいます。
また、健康な歯は全身の健康にも好影響を与えるため、生活の質が高まると共に、体調管理や体力向上にもつながることがあります。治療のメリットは、単に見た目や噛みやすさの改善だけではなく、心身の健康にも寄与するものです。
メンテナンスで良好な状態を長く保ちましょう
治療が完了しても、それが終わりではありません。治療後の良好な状態を維持するためには、定期的なメンテナンスが必要です。定期的なクリーニングや歯の検査を受けることで、虫歯や歯周病の再発を防ぎ、健康な歯を保つことができます。
当院では、治療後も患者さんが安心して通えるメンテナンス体制を整えています。定期的に通うことで、健康な歯を長く維持し、日常生活をより快適に楽しんでいただけるようサポートしています。
渋谷マロン歯科Tokyoには、歯医者になかなか行けなかった方が多く来院されています
歯科医院での治療が恥ずかしいと感じるのは、あなただけではありません。渋谷マロン歯科Tokyoでは、患者さんがリラックスできる環境づくりに力を入れています。完全予約制でプライバシーに配慮した個室診療室、優しく丁寧なスタッフが対応することで、どんな状況でも安心して受診いただけるよう心がけています。
歯がぼろぼろの状態での受診は勇気がいるかもしれませんが、歯科医師やスタッフはその状況を十分に理解し、最善のサポートを行っています。
ご自身のペースで治療を受けられる環境を整えていますので、是非一日でも早く受診していただくことをお勧めします。
皆さんの受診をお待ちしています。
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