【症例】歯科恐怖症の方に対する短期集中治療×無痛治療の全顎的な治療|渋谷の歯医者|渋谷マロン歯科Tokyo

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2024.08.30

【症例】歯科恐怖症の方に対する短期集中治療×無痛治療の全顎的な治療

治療概要

治療内容 虫歯治療、神経治療
期間 5ヵ月
治療回数 7回
費用 1,688,000円
■虫歯治療15ヵ所(33,000円×7ヵ所、77,000円×4ヵ所、140,000円×4ヵ所)
■神経治療~被せものまで 1ヵ所(88,000円、33,000円、154,000円)
■静脈内鎮静法(66,000円×3回分)
※金額はすべて税込

治療前の状態・主訴

患者様は痛いところはどこもないものの、とにかく歯医者が苦手ということで、15年ぶりに歯科医院にいらしたそうです。虫歯はすべて治したいとのご希望だったので、精密な虫歯検査を行い、治療が必要な箇所については治療期間や歯科材料の説明をさせていただくことにしました。

渋谷マロン歯科Tokyo|【症例】歯科恐怖症の方に対する短期集中治療×無痛治療の全顎的な治療|術前レントゲンの画像
術前のレントゲン画像

渋谷マロン歯科Tokyo|【症例】歯科恐怖症の方に対する短期集中治療×無痛治療の全顎的な治療|術前の口腔内の画像
術前の口腔内の状態

治療詳細

1.銀歯のブリッジをジルコニアに

この部分は再度ブリッジ治療を行う他に、インプラント治療、入れ歯治療の選択肢があることを患者様にご説明しました。

ブリッジ治療は保険適用で費用を抑えられる他、手術の必要がないなどのメリットがあります。反面、両隣の歯を削らなければいけない、支える歯(両隣の歯)の負担が大きくなるというデメリットが挙げられます。

インプラント治療は両隣の歯に関係なく、歯が欠損している箇所に骨があれば治療できます。必要な骨の大きさは、具体的には幅6㎜、高径10㎜です。下顎の場合は、下顎管までの安全域も確保が必要です。また、歯が欠損したまま長く放置していた場合などは、噛み合う相手の歯(対合歯)が伸びているか(挺出)も確認が必要です。被せ物が入るスペース(クリアランス)は7㎜以上あると理想的です。5㎜以下だと被せも物を入れることが難しくなってきます。

そして入れ歯ですが、患者様は、取り外し式であることと、今までブリッジで過ごしていたため、それ以上に咀嚼効率が下がる選択肢はないとのことで選ばれませんでした。

今回は虫歯の治療箇所が多数ありご予算の関係もあったため、ブリッジ治療を選択されました。また、ブリッジに使う被せ物の材質も今までと同じ銀歯ではなく、強度と審美性に優れた「ジルコニア」を選んでいただき、これまでのブリッジよりも強度、審美性、予知性すべてにおいてアップデートしたものとなりました。

※ジルコニアはセラミックの一種で、「人工ダイヤモンド」と呼ばれるほど高い強度と耐久性を備えています。自然な白色で、銀歯と比べて審美性が格段に優れています。ジルコニアは、現在の歯科治療では主流の材料となっています。

2.その他の虫歯治療もジルコニアを使用

ブリッジ以外の詰め物治療、被せ物治療にも、ジルコニアを選んでいただきました。ひと口に「ジルコニア」と言っても、実は相当数の種類がありますが、渋谷マロン歯科Tokyoではその中でも透明感があり、より自然な仕上がりになるものを選んでおります。

さらに当院は、院内に専属の歯科技工士が常駐しており、詰め物、被せ物をすべてデザインしております。治療を行う医師と、詰め物などのデザインをする歯科技工士が同じ院内にいるのは、非常に大きなメリットです。その都度打ち合わせをして、高品質の詰め物・被せ物を提供できるためです。

院内に専属の歯科技工士がいない歯科医院では、歯科医師と技工士が別々の場所にいることがほとんどのため、詰め物・被せ物1つひとつについて綿密な打ち合わせをすることは難しいでしょう。。

3.無痛治療(静脈内鎮静法)×短期集中治療

今回の患者様は歯医者が苦手とのことだったので、当院の麻酔科に依頼し、全身麻酔に近い「静脈内鎮静法」という麻酔をかけて術中の恐怖心を最小限にすることにしました。

参考:静脈内鎮静法による無痛治療・短期集中治療|渋谷マロン歯科Tokyo

静脈内鎮静法は点滴から麻酔薬を入れて、寝ている状態で治療を行うことが出来ます。さらに、点滴の中には患部が腫れないようにする薬も同時に入れるので、術後にも良い働きをしてくれます。歯科治療に対して恐怖心が強い方、治療をする箇所が多く「短期集中治療」で一気に且つ快適に治したい方などに適しています。

参考:ご希望の方には短期集中治療も可能です|渋谷マロン歯科Tokyo

実際、渋谷マロン歯科Tokyoでは、静脈内鎮静法による無痛治療と短期集中治療の組み合わせを希望される方は非常に多いです。もし、今回の症例を短期集中治療で行わないとすると、3倍以上の治療回数・期間がかかります。治療にできるだけ時間をかけたくない方や、治療期間が長引くとモチベーションが続かない方は、短期集中治療で一気に治すことをお勧めします。

参考:渋谷マロン歯科Tokyoの短期集中治療×無痛治療||渋谷マロン歯科Tokyo

治療後の様子

渋谷マロン歯科Tokyo|【症例】歯科恐怖症の方に対する短期集中治療×無痛治療の全顎的な治療|術後レントゲンの画像
術後のレントゲン画像

渋谷マロン歯科Tokyo|【症例】歯科恐怖症の方に対する短期集中治療×無痛治療の全顎的な治療|術後の口腔内の画像
術後の口腔内の状態

予定通りの期間ですべての治療が終了し、患者様は大変満足されていました。今回のように多数の歯を治すことは、患者様にとっても大きな決断だったかと思います。

しかし、トラブルが起こった歯は放っておいても自然治癒することはありません。むしろ進行する可能性が高く、進行すれば当然、治療期間も費用も負担が大きくなります。何ヵ月におよぶ治療は、ほとんどの方は、なかなか気が進まないのではないでしょうか。

主な副作用・リスク

・術後には腫れや痛みが発現する可能性があります。

・被せ物は一度の治療で入り切らないこともあります。

・点滴麻酔を受ける場合は食事制限があります。

・自由診療での治療となります。

・被せ物をした場所は、慣れるまでは咬むと違和感を覚えることがあります。

<歯科医院が苦手な方も、ストレスなく治療を受けられる>

今回のようなケースは、渋谷マロン歯科Tokyoでは「短期集中治療」×「無痛治療」をお勧めいたします。苦手な歯医者を克服しようとする必要はありません。治療はストレスなく終わらせることが出来るで、まずは治療を受けることに踏み切りましょう。

一番大切なことは、治療がすべて終わった後にお口のメンテナンスに定期的に通うことです。メンテナンスは痛みを伴ったり、麻酔をしたりはしません。お口の中を綺麗にすること、お家での歯磨きのレベルを上げていただけるように毎回ブラッシング指導をしてお家での歯磨きのレベルを上げることを目標にしています。当院では、たくさんの歯ブラシや歯磨剤の中から、皆さまに合ったものを提案しております。もし、それがなかなか上手く使えないようであれば、別の歯ブラシをお勧めします。ご自身に合った歯ブラシを一緒に見つけましょう。

参考:サロン感覚で気軽にお越しください|予防・メンテナンス|渋谷マロン歯科Tokyo

歯医者は「治療をする場所」ではなく「歯のお掃除をする場所」と思ってください。治療が終わった後には歯のメンテナンスをする習慣を身につけ、歯を治療することがないよう努めましょう。

渋谷マロン歯科Tokyoでは、保険診療でも自由診療でも、最高の治療を目指して日々診療に取り組んでいます。また、審美治療や根管治療、矯正歯科、麻酔科、口腔外科など各分野の専門家が在籍しているため、確かな診断が可能です。お口の中に不調がある方は、ご相談だけでも大丈夫なのでぜひ一度いらして下さい。

こちらもご参照ください。
セラミック治療|渋谷マロン歯科Tokyo
【症例】静脈内鎮静法を用いた無痛治療&短期集中治療(抜歯即時埋入インプラント)

監修者情報

佐藤 年彦

院長

佐藤 年彦

2013年 神奈川歯科大学歯学部 卒業
2021年 渋谷マロン歯科Tokyo 開業

歯医者が苦手な方も、ハイレベルな歯科診療を受けたい方も、あらゆる方に満足いただける歯科診療をお届けします。お口のことでお困りのことがあればお気軽にご相談ください。