糖尿病と歯周病の密接な関係 健康な歯を保つために知っておくべきこと|渋谷の歯医者|渋谷マロン歯科Tokyo

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2024.08.26

糖尿病と歯周病の密接な関係 健康な歯を保つために知っておくべきこと

こんにちは、渋谷マロン歯科Tokyoです。

皆さんは、糖尿病と歯周病に密接な関係があることをご存知ですか?歯だけでなく体の健康も保つには、歯周病の予防・治療が不可欠です。今回は、糖尿病と歯周病の仕組みや、それぞれの影響について解説します。

「糖尿病」は血管や神経を損傷させ、合併症リクスを高めます

渋谷マロン歯科Tokyo|糖尿病と歯周病の密接な関係 健康な歯を保つために知っておくべきこと|糖尿病の方の健康診断結果のイメージ画像

糖尿病は、妊娠糖尿病など一部を除いて主に2種類あり、それぞれ原因や特徴が異なります。

1型糖尿病

1型糖尿病は、自己免疫反応によって膵臓のβ細胞が破壊され、血糖値を下げるホルモン(インスリン)がほとんど作られなくなり発症します。正確な原因は不明ですが、遺伝や環境要因が関係していると考えられています。

2型糖尿病

2型糖尿病では、内臓脂肪の蓄積により炎症性サイトカインが分泌され、インスリンの分泌が不十分になったり、体の細胞がインスリンに対して抵抗性を持ったりします。これにより血糖値が高くなって発症します。遺伝的要因に加え、肥満、運動不足、不健康な食生活などの生活習慣が主な原因とされています。

慢性的な糖尿病になると、高血糖になった血液が血管や神経を傷つけるため、心血管疾患、腎臓病、神経障害、眼疾患など、さまざまな合併症を引き起こす可能性が高くなります。また、免疫系の細胞の力が低下して、感染症にかかりやすくなります。

「歯周病」は歯茎の炎症を引き起こし、進行すると歯が抜けてしまうことも

渋谷マロン歯科Tokyo|糖尿病と歯周病の密接な関係 健康な歯を保つために知っておくべきこと|歯周病と正常な状態の歯周組織の比較と説明の画像

歯周病は、食べ物のカスや唾液中の成分が口腔内の細菌と結びついて、歯と歯茎の間に細菌の塊であるプラーク(歯垢)を作り出し、歯肉や歯を支える骨など、歯の周りの組織に炎症を引き起こす病気です。初期は自覚症状がありませんが、進行すると歯が抜けてしまうこともあります。

渋谷マロン歯科Tokyo|糖尿病と歯周病の密接な関係 健康な歯を保つために知っておくべきこと|歯周病の進行、正常な状態と歯肉炎の状態の画像と説明

渋谷マロン歯科Tokyo|糖尿病と歯周病の密接な関係 健康な歯を保つために知っておくべきこと|軽度、中度の歯周炎のイメージ画像と説明

渋谷マロン歯科Tokyo|糖尿病と歯周病の密接な関係 健康な歯を保つために知っておくべきこと|重度の歯周炎の画像と説明

歯周病の原因としては、歯や歯茎のケアが不十分でプラークが蓄積している、喫煙により血流が悪化し歯茎の回復力が鈍い、遺伝、ストレス、ホルモン変動、栄養不足、そして糖尿病も考えられます。糖尿病の患者さんは感染症にかかりやすく、歯周病も重症化しやすいとされています。

糖尿病と歯周病の関係

渋谷マロン歯科Tokyo|糖尿病と歯周病の密接な関係 健康な歯を保つために知っておくべきこと|歯周病と糖尿病の関係イメージ画像

■糖尿病だと歯周病になりやすいのはなぜ?

高血糖が続くと全身の免疫機能が低下し、細菌感染に対する抵抗力が弱くなります。これにより、口腔内の細菌が増殖しやすくなり、歯周病の原因となる細菌が増えて、炎症を起こしやすくなるのです。

糖尿病によって血管の損傷が進むと、血行が悪くなり、歯周組織へ栄養や抗体を運ぶ機能が落ちて、歯周組織の修復能力が低下します。このような状態では、歯周病が進行しやすくなり、治りにくくなります。

■歯周病が糖尿病に影響を及ぼすのはなぜ?

歯周病が進行すると炎症が慢性化し、体内で炎症性サイトカインが多く産生されます。サイトカインは、インスリンの働きを妨げ、インスリン抵抗性を増加させる可能性があるため、血糖値のコントロールがさらに難しくなり、糖尿病の悪化につながります。

また、歯周病によって放出される毒素や細菌が血流に入り込み、他の臓器や組織に影響を与えることで、心臓病や脳血管疾患など糖尿病の合併症のリスクを高めることもあります。

歯周病の治療が、糖尿病の改善につながることも

渋谷マロン歯科Tokyo|糖尿病と歯周病の密接な関係 健康な歯を保つために知っておくべきこと|糖尿病と歯周病のイメージ画像

密接な関係がある糖尿病と歯周病ですが、糖尿病を改善できれば歯周病を、歯周病を改善できれば糖尿病を改善できる可能性がある、とも言えます。

■歯周病の治療

歯周病は、歯周組織の状態に応じて適切な治療を選択します。渋谷マロン歯科Tokyoでは、ケースにより、患部だけをピンポイントで治療できる炭酸ガスレーザーを用いています。重度の歯周病では、GTR法、エムドゲイン法などの再生療法を行います。

■歯周病の予防 歯や歯茎のケアが大切

歯周病予防のためにはまず、毎日の歯磨きなどによる、歯と歯茎のケアが大切です。セルフケアで取りきれない汚れは、歯科医院で定期的に専門処置を受けて綺麗に落としましょう。渋谷マロン歯科Tokyoでは、歯周ポケットの状態をチェックし、必要に応じて歯垢・歯石の除去やクリーニングを行います。

なお、治療の際は、糖尿病のコントロール状況や持病の有無を歯科医師にお伝えください。糖尿病の場合、細菌感染しやすかったり、傷の修復に時間がかかったりして治療効果が現れにくい、すぐに治療ができない、などのケースがあるためです。

■糖尿病の血糖コントロールによる歯周病改善

糖尿病の血糖コントロールがうまくできれば、歯周病も改善する可能性があります。血糖コントロールには、主に食事療法、運動療法、薬物療法が効果的とされています。食事は栄養バランスよく摂り、適度な運動も行いましょう。いずれも医師の指導のもと、適切に行なってください。

糖尿病の方は治療前にご相談ください

渋谷マロン歯科Tokyo|糖尿病と歯周病の密接な関係 健康な歯を保つために知っておくべきこと|歯磨きをする女性の画像

糖尿病と歯周病の関係については、最近では一般の方々にも浸透してきた印象があります。また、健康な歯を保つためには、糖尿病と歯周病どちらも疎かにすることはできません。

糖尿病を患っている方や、糖尿病の疑いと言われたことがある方は、治療前に歯科医師にご相談ください。身体の状況も加味した治療を行います。

歯周病は、糖尿病の方もそうでない方も、現在歯周病の方もそうでない方も、すべての皆様に気をつけていただきたい疾患です。渋谷マロン歯科Tokyoは日本歯周病学会 認定医や、日本糖尿病学会 専門医・指導医が在籍している歯科医院です。

歯周病担当医
日本歯周病学会 認定医 角田 憲祐
渋谷マロン歯科Tokyo|歯周病担当医角田

 

医学博士
日本糖尿病学会 専門医・指導医 中島 健一

渋谷マロン歯科Tokyo|歯周病専門医中島

 

また、担当歯科衛生士制を導入し、患者様1人ひとりに合わせた口腔ケアを行なっています。

どうぞ安心して渋谷マロン歯科Tokyoへお気軽にお問合せ、ご予約ください。

 

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監修者情報

佐藤 年彦

院長

佐藤 年彦

2013年 神奈川歯科大学歯学部 卒業
2021年 渋谷マロン歯科Tokyo 開業

歯医者が苦手な方も、ハイレベルな歯科診療を受けたい方も、あらゆる方に満足いただける歯科診療をお届けします。お口のことでお困りのことがあればお気軽にご相談ください。